カジノを含む統合型リゾート(IR)への参入を目指していた中国企業が不正に現金を国内に持ち込んだとされる事件にからみ、東京地検特捜部は19日、自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=の地元事務所(東京都江東区)や議員会館の事務所(千代田区)に家宅捜索に入った。秋元氏と中国企業との関わりなどについて、押収した資料を分析して慎重に検討するとみられる。
特捜部はこれまでに、秋元氏を任意で事情聴取。中国企業との関係などについて説明を求めたとみられるが、実態解明のためには強制捜査が必要だと判断した模様だ。
特捜部はすでに、中国企業関係者が100万円を超す現金を不正に国内に持ち込んだとして、同社の日本法人を外国為替及び外国貿易法(外為法)違反容疑で家宅捜索。今月7~8日には、秋元氏の元秘書の自宅なども同容疑の関係先として家宅捜索した。またIRを所管する国土交通省や誘致を検討していた北海道庁から関連資料の提供を受けたほか、誘致を目指していた留寿都(るすつ)村幹部から任意で事情を聴取している。
秋元氏は2017年8月から今…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル